今週出た2011年9月15日号のNatureを読んだのですが、分子生物学とCGアニメーションに関する記事に目が行きました。
分子生物学って、タンパク質やら細胞構成物質やらの構造やどう働くかといった話がとても多いんです。
そしてそこにはMAPKKKやらNADPHやら暗号のような並びのアルファベットの名前がつけられてるんですね。
自分にとても近い専門分野以外では、そういった名前や構造、働きを全部覚えるのはまず無理でしょう。
そこで他の分野の人がちょっとでも興味を持てて、イメージとして理解するツールとして、CGアニメーションは使いようがあるかもしれません。
Natureの記事によると、ハーバードメディカルスクール細胞生物学部のJanet Iwasa(日系人?)さんは、ハーバードで授業を持って、専門的な分子生物学の知識とCG技術を使った「分子ヴィジュアライゼーション」を行っているみたいです。
や
のサイトでは、分子生物学の働きをCG化した動画や、立体を動かせるツールが使えます。
CGを見て感じるのは、その質感です。 分子を玉と棒で表したモデルだと、何か機械のように感じますが、このCGを見るとモコモコしてて、やわらかいグミの集まりのような感じがします。
こういったCGのおもしろいところは、単に分かりやすい概念図ではない、制作者が作った独自の世界観を感じるところだとおもいます。
0 件のコメント:
コメントを投稿